厨房や台所の詰まりの主な原因は、油汚れや食べカスです。排水管に油や食べカスが付着して固まります。これらの汚れを有機物汚れと呼ぶことにします。
排水溝に付着した有機物汚れは長年かけて徐々に固まって層を作ります。排水管の内壁(パイプの内側)の汚れの層が厚くなっていくと、排水の流れ道が狭くなっていきます。狭くなった排水管は食べカスなど(少し大きめの汚れ)が引っかかりやすい状態になっているのです。
排水の流れ道が狭くなっている状態は、排水の流れ具合で分かります。排水が流れるときに、ゴボゴボと音を立て流れていくと、詰まりかけている排水管の場合が多いです。また、排水が流れる速度が普段より遅いなどです。排水が流れるときに異音がしなくてもつまりやすい状態になっていることも多いのですがゆっくりとした変化なのでその症状に気づかないことが多いです。
そのため、気づかぬうちに排水管がつまりやすい末期状態になってしまいます。
詰まる時は厨房の稼働中がほとんどです。そのため宿泊施設や飲食店などは詰まってしまうと営業に非常に悪影響が出ます。ほとんどの厨房では、各流し台で作業分担(食器洗い用・野菜洗い用など)が決まっているので、一つの流し台が詰まってしまうだけで、厨房の作業の流れがとまってしまうこともあります。
こういった場合、業者に緊急で頼み早急に流し台が使えるようにしてもらうか、自分でパイプクリーナーなどを使用してどうにかするのが一般的です。
- 業者に頼まず、自分で何とかする方法がいくつかあります。
- 業務用苛性ソーダ系パイプクリーナーでつまりを溶かして流れるようにする。
- ワイヤー式ドレンクリーナーを所有していて詰まったときに使用する。
- スポイト(ラバーカップ)などを使用する。
などが一般的です。これらの方法は、すべて事が起こってからの対処方です。
(2013/8/9追記)
詰まる前に、できるだけ洗浄されることをお勧めします。弊社排水管洗浄機ARKIREIは、詰まる前、詰まったあとでも大きな洗浄効果があり、あわせて消臭抗菌作用を備えています。